公開日:2026年01月06日
更新日:2026年01月06日
家族で宗派が違う場合の葬儀とお墓はどうする?現代のお墓事情を解説
家族で宗派が異なるという状況は、いまや決して珍しいことではありません。
しかし、いざ葬儀やお墓のことを考え始めると、「どの宗派で葬儀を行えばよいのか」「将来のお墓はどうすればよいのか」と、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな不安を解消できるよう、家族で宗派が違う場合の葬儀やお墓の考え方について、現代の事情を踏まえながら、分かりやすく解説していきます。

家族で宗派が違うのは珍しくない
なぜ宗派が分かれる?
ひと昔前までは、実家の菩提寺と関わりを持ち、お墓や法要も自然と同じ宗派で受け継がれていく、という流れが当たり前でした。
しかしここ最近では、結婚をきっかけに家を離れたり、実家の菩提寺と物理的な距離ができたりすることで、宗派への関わり方が変わってきているケースが増えています。
また、親世代と子世代とで、宗教観や供養に対する考え方、価値観が少しずつ変わってきていることも、宗派が分かれる一因と言えるでしょう。
宗派が違うと起こりやすい悩み
家族の宗派が違う場合、次のような悩みが生じやすくなります。
・葬儀はどの宗派で行うべきか
・読経や焼香の作法が分からず戸惑う
・将来、どのお墓に入るのか決めづらい
・お墓を誰が守っていくのか不安が残る
宗派が違う場合の葬儀の考え方
基本は故人の想い・喪主を尊重する
宗派が違う場合、まず尊重したいのは故人の生前の希望です。もしお寺や宗派が希望されていたのであれば、それを尊重する形が望ましいでしょう。
特に明確な希望がない場合は、喪主となる方の菩提寺や、喪主側の宗派に合わせて葬儀を行うことが多いです。
宗派が違っても、参列で失礼になることはない
葬儀に参列する際、作法の違いに関して心配される方も多くいらっしゃいます。しかし実際には、お焼香や合掌の仕方が多少違っても、失礼にあたることはありません。
もしどうしても不安が残るようであれば、お葬式が始まる前に他の参列者に確認しておくと安心ですが、できる形で静かに手を合わせることが何より大切とされています。
基本のお焼香の方法・宗派ごとの違いについては、以下の関連記事でご紹介しています。
菩提寺がない場合は、宗派にこだわらない葬儀も
近年では、菩提寺を持たないご家庭も増えています。その場合、宗派を限定しない家族葬や一日葬などを選ばれる方も少なくありません。
ただし、葬儀の形式とその後の供養・納骨は別で考える必要があります。葬儀が終わった後、納骨をする場所や霊園は早めに話し合っておくと安心です。
宗派が違う場合のお墓の選択肢
先祖代々のお墓に入る場合の注意点
実家や配偶者の家に、すでに先祖代々のお墓がある場合、そこに入ろうと考えられる方も多いでしょう。
ただし、お寺の墓地にあるお墓の場合は、その寺院の宗派に属していることや、檀家としての関係が前提になっていることがあります。誰でも必ず入れるとは限らないため、事前に寺院へ確認することが重要です。
新しく家族のお墓を持つという考え方
実家側・配偶者側のどちらかに宗派を合わせるのではなく、夫婦や家族単位で新しいお墓を持つ方法もあります。
この場合、宗派の違いに気を遣わずに済みますが、将来の管理や承継についても同時に考える必要があります。
永代供養墓・樹木葬
宗派の違いで悩まれる方に、近年選ばれているのが宗派を問わない永代供養付きのお墓や樹木葬です。これらの形には、次のような特徴があります。
・宗派を問わないため、家族の宗派が違っていても問題がない
・基本管理や供養を霊園が担うため、将来の不安が少ない
そのため、「将来子どもに負担をかけたくない」「穏やかな場所で眠りたい」と考えられる方が、樹木葬や永代供養墓を検討されるケースが増えています。
家族で宗派が違うときに確認しておきたい大切なこと
葬儀を行うときやお墓を決める時、宗派の違いそのものは問題ではありません。
大切なのは、どのように進めていきたいか家族で共有しておくことです。
✓故人の希望はあるか
✓お墓を守る前提にできるか
✓子ども世代に負担を残したくないか
✓宗派を大切にしたい人が家族にいるか
宗派を問わない供養という、現代的な考え方
宗派に縛られないお墓は、信仰を否定するものではありません。むしろ、それぞれの想いを大切にしながら、同じ場所で手を合わせられるという、やさしい供養の形と言えるでしょう。
永代供養付きであれば、承継者の心配も軽くなり、子ども世代への負担も減らすことができます。
千年オリーブの森 大分東では、宗派を問わない永代供養付き樹木葬をご案内しています。管理や供養は霊園が責任をもって行うため、お墓の管理に対する将来の不安を抱えず、オリーブの木とともに穏やかな気持ちでお墓参りができます。
「家族で宗派が違い、どうすればよいか悩んでいる」「子どもに負担を残さない供養を考えたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
