公開日:2024年10月01日
更新日:2026年03月05日
お墓のあり方はどう変わっていく?最近の傾向とこれからの供養・お墓のかたち
皆さんは「お墓」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?
伝統的な墓石のイメージで、「〇〇家之墓」と刻まれた家墓を想像する人も多いでしょう。明治時代以降、こうした「家墓」は日本中に広がり、多くの家庭で代々継がれてきました。
しかし近年では、家墓とは異なる、新しい形の供養方法やお墓が登場し、選択肢が広がっています。
少子高齢化や核家族化、都市化が進む中で、これからのお墓はどのように変わっていくのでしょうか。今回は、お墓の最近の傾向やこれからの供養方法・お墓のかたちについて詳しく解説します。

お墓の最近の傾向は?家墓から「選べるお墓」の時代へ
跡継ぎのいらないお墓を選ぶ人が増えている
かつて、日本では家族が代々お墓を受け継ぐ「家墓」が主流でした。長男が継ぐという慣習も根強く、お墓は家の象徴でもあったほどです。
しかし、現代社会では少子高齢化や都市部への人口集中が進み、家族の形や価値観が多様化した結果、家墓を継ぐ人がいない家庭が増えています。
お墓の継承者がいない例
・結婚をしていない
・そもそも子どもがいない
・子どもが娘だけ
・子どもが遠方に住んでいる
「娘しかいないとお墓は受け継げないのでは?」と心配される方もいますが、法律上は娘でも名義を継ぐことに問題はありません。実際に女性が継承しているケースも増えています。
ただし、将来的に次世代がいない場合や、遠方で管理が難しい場合は、管理負担や維持費の問題が現実的な課題になります。
そのため最近では、跡継ぎを前提としないお墓を選ぶ方が増えています。
家族への負担が少ない「永代供養墓」

跡継ぎがいなくても無縁仏にならないお墓として注目されているのが「永代供養墓」です。
永代供養墓とは、家族や親族がいなくても、お寺や墓地の管理者が故人の供養を続けてくれるお墓です。家族に負担を残さずに済むため、安心して自分のお墓を持つことができるようになりました。
永代供養墓の広まり
1980年代に都市部への人口流出が加速し、地方に住んでいた家族が都市に移り住むことが増えました。その結果、故郷にある家墓を管理する人がいなくなるという問題が発生しました。
こうした時代の変化に対応するため、1985年に比叡山延暦寺で「久遠墓地」という永代供養墓が初めて作られ、以降、全国各地に広がりました。現在では、個人や夫婦単位で利用できる永代供養墓が一般的になりつつあります。
増える「墓じまい」と改葬
家墓を閉じる墓じまい
「墓じまい」という言葉をご存知でしょうか?これは、既存の家墓を撤去し、遺骨を他の場所に移すことを言います。
少子化や核家族化が進む中、跡継ぎがいなくなった家庭では、家墓の維持が難しくなっています。その結果、家墓を撤去して、より手軽な供養方法に移行する「墓じまい」が増えています。
\お墓じまいのメリットをご紹介/
改葬件数の増加
一方で改葬とは、既存の墓地から別の墓地や納骨堂に遺骨を移すことです。厚生労働省が発表する「衛生行政報告例」によると、改葬件数は年々増加傾向にあります。
遠方で管理できない、子どもに負担を残したくない、といった理由で家墓の維持が難しい家庭が増えた結果、遺骨を管理の負担が少ない場所に移す動きがよく見られます。
管理に手間がかかりにくい、新しいお墓の形とは?
現代では、従来の墓石型のお墓だけでなく、さまざまな形のお墓が登場しています。ここでは、最近広まっている新しいお墓の形態を紹介します。
【合葬墓(合祀墓)】複数の遺骨を一緒に供養
合葬墓は、血縁関係のない不特定多数の遺骨を一つの納骨室に収めるお墓です。複数の遺骨を一緒に祀ることから「合祀墓」とも呼ばれます。
個人のお墓に比べて費用が抑えられ、1人あたり3万~30万円程度で利用でき、経済的であることから人気を集めています。
【樹木葬】樹木や草木を墓標に

千年オリーブの森 大分東のシンボルツリー「オリーブの木」
樹木葬は、墓石の代わりに樹木や草花を墓標として遺骨を埋葬する形式です。1999年に岩手県で初めて登場してから、自然志向の方を中心に人気を集めています。
受け継ぐ必要がない樹木葬も多く、「娘しかいない」「将来無縁墓にしたくない」という方に選ばれやすい形です。
【納骨堂】屋内に遺骨を安置
納骨堂は、屋内に遺骨を安置する施設です。天候に左右されず、いつでも快適に参拝できることから、都市住民を中心に多くの方から選ばれています。
都市部では、自動搬送式納骨堂が増加しており、カードを使って遺骨を参拝室まで運んでくれる機械が導入されています。
【永代供養付き一般墓】管理者が供養を続ける
永代供養付きの一般墓は、従来の墓石型のお墓に永代供養がついたものです。跡継ぎが途絶えた後も、墓地管理者が供養を続けてくれるため、安心してお墓を建てることができます。
一定期間後に合祀されるタイプもあり、家墓の形を残しつつ承継問題を解決できます。
樹木葬専門霊園「千年オリーブの森 大分東」の事例
【大分市在住のT様】跡取りがいないため、樹木葬を希望していた
| きっかけ | 跡取りがいないため、樹木葬を見て回っていた |
| 希望の霊園 | 車で行けて近いところ |
| 千年オリーブに決めた理由 | スタッフが親切だった |
跡取りがいないため、お墓の将来について長年悩まれていたと伺いました。樹木葬の霊園をたくさん見ていた中で、当霊園のスタッフの対応や、車ですぐに行けることを喜んでいただき、最終的に千年オリーブに決めていただけました。
【大分市在住のO様】遠方のお墓の墓じまいをしたい
| きっかけ | テレビコマーシャルを見た |
| 希望の霊園 | 自宅から近く永代供養ができるところ |
| 千年オリーブに決めた理由 | 管理が行き届いていて、自宅から近かった |
遠方のお墓の墓じまいを考えていたころに、テレビコマーシャルをご覧いただいて樹木葬を購入されました。自宅から近い場所を探されておりましたが、なかでも当霊園の「管理が行き届いている」ところを気に入っていただき、希望通りとのお言葉をいただきました。
千年オリーブの森は、みなさまが安心できる霊園づくりに取り組んでいます
千年オリーブの森 大分東では、永代供養付きの樹木葬をご提案しています。お墓じまいや費用、永代供養の仕組みなど、お客様の疑問や不安に寄り添って丁寧にご説明いたします。
当霊園の安心ポイント
✓永久的に合祀されない
✓人数制限がない
✓お参りしやすいバリアフリー設計
「娘しかいない…」「継承者がいなくて不安」「家族に負担をかけたくない」というお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
お墓を持たない供養の方法
近年では、お墓を持たずに供養する方法も広がっています。経済的な負担が少ないため、高齢化が進む現代社会では注目度の高い方法です。
散骨

散骨とは、遺骨を粉末状にして自然(山や海)に撒く供養方法です。遺骨を従来の墓地に埋葬するのではなく、遺骨を自然に還すという考え方に基づいています。
1991年に「葬送の自由をすすめる会」が相模湾で実施した散骨をきっかけに、従来の家墓に代わる供養方法として注目されるようになりました。
散骨は法的には明確な規定がなく、現在も黙認されていますが、ガイドラインの整備が進められています。厚生労働省も散骨事業者向けのガイドラインを発表し、適切な手続きや方法に基づいて行われる散骨が推奨されています。
送骨
送骨とは、遺骨を郵送して供養してもらう方法です。主に合葬墓に納骨されることが多く、比較的安価に供養を依頼することができます。手間や費用を抑えつつ、供養を行える点がメリットです。
手元供養(自宅供養)
手元供養とは、遺骨を自宅に安置して供養する方法です。遺骨の一部をオブジェやペンダントに納め、常に故人を身近に感じながら供養することができます。
ただし、遺骨を納骨する必要があるため、最終的な供養方法を考えておくことが大切です。
これからのお墓のあり方は?
現代の社会背景を踏まえると、これからのお墓のあり方も個人のニーズや家族の事情に合わせて変化していくでしょう。
核家族化や少子高齢化が進む中、従来の家墓の形が時代に合わなくなり、個人や夫婦のみの供養方法が増えていくことが予想されます。
さらに、散骨や手元供養のように、お墓を持たない供養の形も広まっていくでしょう。今後、法律やガイドラインの整備が進むことで、より多様な供養方法が選べる時代がやってくるかもしれません。
時代の変化に合わせてかたちを変えるお墓
お墓のあり方は時代とともに変化し、従来の家墓に代わる新しい供養方法が広がっています。跡継ぎがいなくても安心して供養できる「永代供養墓」や、自然に還る「散骨」、そして室内で快適に供養できる「納骨堂」など、さまざまな選択肢が登場しています。
今後も、社会の変化に伴ってお墓や供養の形は多様化していくでしょう。自分や家族に合った供養方法を選び、故人を大切に供養することが、これからの時代に求められる新しい形の供養です。
千年オリーブの森 大分東では、永代供養付きの樹木葬をご提案しています。合祀される心配がなく、宗教不問のため親族や家族と自然の中で一緒に眠ることができる霊園です。
お墓じまいもまとめてご相談いただけますので、お墓の管理に不安がある方、家族に負担をかけたくないと悩まれている方は、ぜひ一度お問い合わせください。霊園を実際にご覧いただける、見学会も開催中です!


