news

お知らせ

戻る

「焼香(しょうこう)」と「線香(せんこう)」の違いは?やり方や注意点は?

こんにちは。

江藤です。

 

本日は、「焼香(しょうこう)」と「線香(せんこう)」の違いについてです。

 

焼香(しょうこう)と線香(せんこう)は、

いずれも仏教の儀式や礼拝で使用される香ですが、その形態や使い方が異なります。

 

焼香(しょうこう)と線香(せんこう)とは?

1. 焼香(しょうこう)

焼香は、香木や粉末状の香を火にくべて、香りを立てる行為を指します。焼香には、主に「立ち焼香」と「座って焼香」があります。焼香台の上に置かれた香炉に、手で少量の香をつまんで入れ、祈りや供養を行います。葬儀や法要の場でよく見られる形式です。

 

2. 線香(せんこう)

線香は、細長い棒状の香で、直接火をつけて香りを放つものです。仏壇や墓前に供える際に使用され、燃焼時間が長いため、長く香を焚くことができます。線香は日常的な供養や祈りに使われることが多く、簡便に使用できるため一般家庭でもよく用いられます。

 

要約すると、焼香は粉末や小片の香を香炉に入れる形式で、線香は棒状の香に火をつけて供える形式です。

 

焼香と線香のやり方は?注意点は?

1.焼香のやり方

焼香のやり方にはいくつかの形式がありますが、基本的な流れは次の通りです。

以下では、一般的な「立ち焼香」の手順を説明します。

 

【お焼香の基本的な手順】

1. 祭壇の前に立つ
焼香を行う前に、祭壇や香炉の前で心を落ち着かせ、礼を尽くします。

祭壇に向かって軽く一礼します。
2. 香をつまむ
焼香台に近づき、香炉の前に立ちます。香炉の中には粉末状の香が置かれています。

右手の親指と人差し指、中指で少量の香をつまみます。
3. 香を香炉に入れる
香をつまんだ手で、静かに香炉の中に入れます。このとき、1回だけの場合や、2〜3回繰り返す場合があります。地域や宗派によって回数が異なるため、周囲に合わせるか、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
4. 合掌・礼拝
焼香を行った後、手を合わせて合掌し、故人や仏に対して心の中で祈ります。

このとき、頭を下げて礼拝(礼)を行うこともあります。
5. 下がる際の一礼
焼香が終わったら、軽く一礼してから元の席に戻ります。

 

【注意点】

• 香を額に近づける: 焼香の際、香をつまんだ手を一度額に近づけてから香炉に入れることがありますが、これは宗派や地域によって異なります。自分の宗派や、参加する法要に従って行うのが適切です。
• 動作は静かに: 焼香の際は、落ち着いてゆっくりとした動作を心がけます。焦らず、静かに心を込めて行うことが重要です。

 

焼香は、故人や仏に対して敬意を示す大切な行為なので、心を込めて丁寧に行うことが大切です。

 

2.線香のあげ方

線香をあげる際の手順は、日常の仏壇参りや墓参り、または法事の際など、故人や仏に対して礼を尽くし、供養する行為です。以下に、基本的なお線香のあげ方の手順を説明します。

 

【線香のあげ方の基本手順】

1. 仏壇やお墓の前に座る・立つ
仏壇やお墓の前で、心を落ち着けて向かい、軽く一礼します。

仏壇の場合は、ろうそくに火を灯してからお線香をあげます。
2. 線香に火をつける
線香の先に火をつけます。ライターやマッチを使って線香の先端に火を灯し、炎が出たらそのまま火を吹き消します。線香は燃え続け、香りを立てながらゆっくりと燃えていきます。
注意: 火を吹き消す際は、息で吹き消すのが一般的です。

ただし、仏教の一部の宗派では「手であおいで火を消すべき」とする場合もあります。
3. 線香を香炉に立てる
火を消した後、線香を香炉に立てます。1本だけ立てる場合もあれば、数本立てる場合もあります。一般的には1本か3本が多いですが、宗派や地域によって異なりますので、その場に応じて行うと良いです。
4. 合掌する
線香を立てたら、両手を合わせて合掌します。故人や仏に対して心の中でお祈りを捧げます。このとき、数秒間静かに祈るのが一般的です。
5. 礼をして下がる
祈りが終わったら、軽く礼をして席を立つか、仏壇やお墓から離れます。

 

【注意点】

• 線香を折るべきかどうか: 線香は折らずにそのまま立てるのが一般的です。しかし、一部の宗派や地域では線香を折って横に寝かせることもあります。折るか折らないかは、その場の習慣に従うと良いです。
• 香炉がない場合: お墓や仏壇に香炉がない場合は、線香を立てず、燃やし終わった後に横に寝かせて供えます。お線香をあげる際は、心を落ち着け、静かに祈りを捧げることが大切です。

まとめ

焼香と線香はどちらも故人や仏に対して敬意を表すもので、大きな違いは使用場面の違いになります。どちらも基本的な手順はありますが1番大切なのは故人を思う気持ちですね。