墓石の彫刻の仕方もいろいろあります。デザインの決め方は・・・。

こんにちは　望月です。

桜の季節が終わったらすでに初夏がやってきたような暖かさですね。

まだ夏ではないので油断しがちですが、外出時は熱中症に気を付けてくださいね。

さて今回はお墓の墓石に彫るデザインについてご紹介します。

 

彫刻の種類について

線彫りとは・・・

石に線のみで彫刻を施す方法で、細かい曲線や細い線が彫刻可能な事からイラストなども彫刻するのに適した彫り方の一つ。お墓の表字や裏字はほとんどが線彫りされています。

 

立体彫りとは・・・

通常の平面的な彫刻とは違い、彫りの深さを調整して立体的に花の彫刻を浮き立たせる技法です。花びら一つ一つに彫りの深さによる陰影が付く事によって花本来の美しい形を再現する事ができます。

 

ブラスト彫りとは・・・

凹ませるのではなく浅く彫って表面の光沢を落とし文字や絵を見やすくする技法です。

立体彫りのように汚れが溜まる事が少なく手入れをしやすいのがメリットです。

お花などはこの技法にすると柔らかい印象になり人気があります。

 

影彫りとは・・・

彫り師が専用のノミを打つ強弱で陰影を付けていく技法です。

写真で写したようなリアルな表現ができます。黒御影のみの対応です。

 

書体について

書体の種類はかなりありますが、お墓に刻む文字で良く使われるのが

・楷書体→1番よく使われます。丁寧な印象を与えます。

・行書体→筆書きのように見え流れるような印象を与えます。

・ゴシック体→文字の太さが均一なので遠くからでも読みやすい特徴があります。

・隷書体→古くから使われているふフォントで歴史のあるお墓に適しています。

・草書体→字画が簡略化され、独特な印象です。イメージ色の強い言葉に適しています。の５つです。それぞれ選ぶフォントにより印象が変わります。

 

まとめ

墓石に刻む文字のフォントや模様の彫り方は墓石の種類によって異なります。

どのようなお墓になるのかイメージした上で選択するのが良いでしょう。

当霊園では墓石の種類と形は決まっていますので、形に合わせたレイアウトをご提案させて頂いております。サンプルのお花から選んで頂くも良し、好きなお花や写真、ご自分で書かれた書体などオリジナルデザインも入れる事ができます。最近では「嫁いだ娘さんが将来一緒に入るかも？」とのご相談も多く、苗字が違っても入れるようにあえてお名前は刻まずに「ありがとう」「想い」「感謝」など彫られる方が増えています。

また家紋を入れたり文字に白や金の色を付けたりもできます。

亡くなったら便利の悪い田舎のお墓に入るのが当たり前ではなく、お参りしやすい便利な場所を探し子供に迷惑をかけないお墓を元気なうちにご準備されてはいかがでしょうか・・・。