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数珠と念珠の違いとは?意味・使い方・選び方をわかりやすく解説

「葬儀の準備をしているけれど、数珠と念珠って何が違うの?」「どっちの名前で売っているものを買えば失礼にならないかな?」と、ふと不安になることはありませんか?

大切な方を供養する場面だからこそ、マナーを正しく知っておきたいと思うのは、とても素敵な心がけです。

 

結論からお伝えすると、「数珠」と「念珠」は、呼び方が違うだけで基本的には同じものです。

この記事では、知っているようで知らない数珠の役割や、初めての方でも迷わない選び方のポイントを解説します。

 

本式数珠

数珠と念珠の違いは?

仏壇店やネットショップを見ていると、二つの言葉が出てきて混乱してしまいがちですが、これらはどちらも「同じもの」を指しています

もともとは、お経を読んだ回数を数えるための道具だったので「数珠(じゅず)」と呼ばれていました。
一方で、仏様を念じる(想う)ための珠(たま)という意味で「念珠(ねんじゅ)」とも呼ばれます。

 

現在では、どちらの呼び方を使っても間違いではありませんし、手に持つ道具自体も同じです。

なぜ二つの呼び方があるの?

歴史の流れの中で、呼び方がいくつか定着したためです。

 

また、宗派によっては「数を数えることよりも、心を込めてお参りすることを大切にしたい」という想いから、あえて「念珠」と呼ぶことを大切にしている場合もあります。

 

デパートなどでは、より丁寧で落ち着いた響きがある「念珠」という表記が好まれることもあります。

数珠(念珠)の役割とお作法

仏教では、数珠は持っているだけで持ち主を守ってくれる「お守り」のような役割があると言われています。

 

葬儀や法事はもちろん、お彼岸やお盆のお墓参り、ご自宅の仏壇に手を合わせる時など、日常のあらゆるお参りの場面で使います。
また、数珠は仏具の中でも特に大切な「分身」とされるため、椅子や畳の上に直接置くことは避け、席を立つ際はバッグやポケットにしまうか、ハンカチの上に置きましょう。

持ち方のマナー

一番基本的な持ち方は、「左手に通し、合掌する時に右手をそっと添える」という形です。

左手は仏教において「清浄な手(仏様の世界)」を表すとされることもあります。まずは左手で扱うことさえ覚えておけば、どのような場でも失礼にはあたりません。

房(ふさ)の向きなどは、基本的には下に向けることが多いです。

「本式」と「略式」の違いを知ると、選びやすくなります

数珠選びで一番迷うのが、種類の違いかもしれません。
数珠には、大きく分けると「本式」と「略式」の二つがあります。

本式数珠

本式数珠

 

それぞれの宗派ごとに、珠の数(基本は108個)や形が細かく決まっている正式なタイプです。

長い一連の数珠を二重にして使うスタイルが特徴で、宗派ごとの伝統的な作法を大切にしたい方に適しています。

 

菩提寺(お付き合いのあるお寺様)をお持ちの方や、ご自身の信仰をより深く形にしたいとお考えの方に選ばれています。

略式数珠(片手念珠)

略式数珠(片手念珠)

 

現代では、多くの方がこの略式数珠を選んでいます。

 

珠の数を調整して、持ち運びやすく整えたものです。最大の安心ポイントは「宗派を問わず、誰でもどこでも使える」こと。日蓮宗など一部の宗派やお寺の考え方によっては本式を持つことが望ましいとされることもありますが、基本的にはこれ一つあれば、急な参列や慣れない法要でも戸惑わずに済みます。始めての一本として、心強いお守りになってくれるでしょう。

どちらがいいか迷ったら?

「これから準備しておきたい」という方なら、まずは「略式数珠」を選ぶのが一番安心です。
どの宗派の法要に参列しても失礼にならず、長く寄り添ってくれる一本になるでしょう。

失敗しない数珠の選び方

数珠は長く使うものですから、自分が「いいな」と心から思えるものを選びたいですよね。

数珠を選ぶ際の5つのポイントをお伝えします。

 

① 用途
場所を選ばず、ずっと使い続けたいなら、「略式の数珠」がおすすめです。

 

② サイズ
数珠には「男性用」と「女性用」があります。

男性用: 珠が少し大きく、手に持った時にしっかりとした重みを感じます。
女性用: 珠が小さめで、指先にしっくりと馴染む繊細な作りです。

 

③ 房(ふさ)の色
色の決まりは厳しくありません。
紫や紺、茶色など、ご自身が落ち着いた気持ちになれる色を選んでみてください。

 

④ 素材:好きな感触や直感で
天然石(水晶、オニキスなど)はひんやりとした心地よさがあり、見た目も美しいです。
木製(菩提樹、黒檀など)は使うほどに艶が出て、手の油分で味わい深く変化していきます。 直感で「綺麗だな」「触り心地がいいな」と感じるものを選ぶのが、一番後悔しないコツです。

 

⑤ 宗派の確認
もしご家族で決まった宗派がある場合は、念のため「うちの家系で決まった形はある?」と確認しておくと、より安心してお買い物ができます。

 

よくある質問

Q. 数珠と念珠、どちらの言葉で探せばいい?
A. どちらの表記でも探すことが可能です。

 

Q. 1つ持っていれば、どこの葬儀でも失礼にならない?

A. はい、「略式数珠」であれば、仏式の場なら概ね問題になりにくいです。

 

Q. 腕輪念珠(ブレスレット)をお葬式で使ってもいい?

A. 腕輪タイプは、あくまで日常のお守りやアクセサリーです。
法要の席では、手にかけるタイプの数珠を準備されることをおすすめします。

あなたの心に寄り添う一本を

数珠と念珠は、呼び方は違っても、あなたと故人様をつなぐ大切な道具であることに変わりはありません。

「どれが良いか」と悩む時間は、故人様を想う優しい時間でもあります。

難しく考えすぎず、自分の手に馴染むサイズや、心落ち着く素材のものを探してみてください。

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