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【一周忌・三回忌など】法事のネクタイは何色が正解?TPO別のマナー解説

法事のネクタイは「時期」で変わる!

一周忌や三回忌など、法事の案内が届いた際、「服装はどうしようか」と悩む方は多いのではないでしょうか。特に男性の場合、スーツは良いとして、迷うのが「ネクタイの色」です。

法事のネクタイ|基本ルール

法事のネクタイで最も重要なのは、故人が亡くなってからの時間の経過です。法事の服装は、回忌を重ねるごとに少しずつ平服に近づけていくのが基本、と覚えておきましょう。

四十九日・一周忌まで

喪に服す期間という意識がまだ強く残るため、お通夜やお葬式に準じた「黒無地のネクタイ」が最も無難です。

三回忌以降

少しずつ服装を平服に近づけていく時期です「ダークグレー(濃い灰色)」や「濃紺」といった、地味で落ち着いた色のネクタイでも良いとされています。

具体的なネクタイの選び方

「黒無地ネクタイ」:四十九日から一周忌まで

故人を亡くした悲しみがまだ深いこの時期は、準喪服での参列が基本マナーです。そのため、ネクタイは光沢のない黒無地(ブラックフォーマル用)を選びましょう。素材はシルクやポリエステルが一般的です。また、結び目に作るくぼみ(ディンプル)は華やかな印象を与えてしまうため、法事の場では作らず、平らに結ぶのがマナーです。

「地味な色・柄物のネクタイ」:三回忌・七回忌以降

三回忌あたりからは、服装は略喪服での参列が一般的になり、ネクタイの色にも少し幅が生まれます。

 

  • OKな色の具体例:
    濃紺、ダークグレー、チャコールグレーなど。黒に近いほど、より丁寧な印象になります。
  • OKな柄の具体例:
    柄物を選ぶ場合でも、織り方で模様を表現した「織柄(おりがら)」や、遠目には無地に見えるほど控えめな「小紋柄(こもんがら)」などに留めましょう。

これはNG|法事で避けるべきネクタイ

避けるべき色

お祝い事を連想させる白やシルバー、赤や黄色といった明るい色、派手な色は絶対にNGです。

避けるべき素材

サテン生地など、光沢が強すぎるものは弔事の場にふさわしくありません。

避けるべき柄

大きなブランドロゴが入ったもの、派手なストライプやチェック柄、アニマル柄なども避けましょう。

ネクタイピンについて

「光り物」は殺生を連想させるため、結婚指輪以外のアクセサリーは外すのが基本です。ネクタイピンも光り物に含まれるため、使用は避けましょう。

まとめ

服装のマナーは、故人への敬意とご遺族への配慮を示すためにもとても重要な手段です。しかし、最も重要なのは、故人を心から偲ぶ気持ちに他なりません。法事で間違った服装を選ばないためにも、この記事を参考にネクタイを選んでみてください。

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