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ペットと一緒に樹木葬を考える方へ!霊園選びと自宅での方法

近年、ペットと共に供養したいというニーズが増えています。このような要望に応える形で、ペット共葬が可能な樹木葬が少しずつ普及してきました。本記事では、ペットの樹木葬の方法や注意点、霊園選びのポイント、自宅で行う場合の手順を詳しく解説します。

 

樹木葬とは?

樹木葬は、従来の墓石を使用せず、樹木や草花を墓標とする埋葬方法です。自然と共生する新しい形のお墓として、多くの人に選ばれています。山林の土に還る形式から、都市部で骨壺のまま埋蔵する形式まで、さまざまなスタイルがあります。

ペット樹木葬の種類

ペットを樹木葬で供養する際には、以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解し、ペットに最適な方法を選びましょう。

合葬(合祀)型

合祀型は、遺骨を区別なく一緒に埋葬する形式です。同じ穴に散骨して遺骨が混ざるタイプと、穴を分けて遺骨が混ざらないようにするタイプがあります。費用が比較的安価で、年間管理費もかからないことが多いですが、一度埋葬すると遺骨を取り出すことはできません。

集合型

集合型は、シンボルツリーを中心に複数の区画を設け、個別に埋葬する形式です。区画が明確に分かれており、合祀型と比べてプライバシーを重視できます。ただし、区画使用に期限が設けられることがあり、期限後は合祀墓に移される場合があります。

個別型

個別型は、専用の区画に個別で埋葬する形式です。遺骨を土に還す場合もあれば、骨壺のまま埋葬し一定期間後に取り出すことも可能です。他の形式に比べて費用は高めですが、個別に供養できる点が特徴です。

ペットを樹木葬で供養する方法

ペットを樹木葬で供養するには、以下の3つの方法があります。それぞれの特徴と費用感を確認し、自分に合った方法を選びましょう。

1. ペット専用霊園に埋葬する

ペット専用の霊園では、樹木葬のお墓を提供しています。多くの場合、火葬やお葬式とセットでプランが用意されています。費用は5千円~10万円程度が相場で、年間管理費は0~5千円ほどです。ただし、ペット霊園は倒産リスクが高いことに注意が必要です。

2. 人と一緒に入れる霊園に埋葬する

人とペットが共に眠れる霊園を選ぶ方法です。費用は20万~100万円程度で、年間管理費は0~1万円程度かかります。ペットと一緒に埋葬できるかどうかは霊園によって異なるため、事前に確認が必要です。

3. 自宅の庭に樹木葬のお墓を作る

自宅で行う場合は、費用が抑えられるのが魅力です。樹木葬キットや墓石プレートを使用して、自分で埋葬を行います。費用は0~5万円程度で、継続的な管理費は不要です。ただし、水源地に近い場所では法律上の制約があるため注意が必要です。

ペット樹木葬のメリットとデメリット

メリット

  • 自然豊かな環境で供養できる
  • 墓石のあるお墓に比べ、購入・管理コストが低い
  • 霊園の場合、管理者が供養を代行してくれる

デメリット

  • ペット対応の樹木葬が少ない
  • 遺骨を取り出せないことが多い
  • 大人数や代々の承継には向かない
  • 自宅の場合、引っ越しの際に問題になる可能性がある

ペットの樹木葬を選ぶ際の注意点

宗教や宗派を確認する

一部の樹木葬では、利用者の宗教や宗派を限定している場合があります。特に寺院が経営する霊園では、そのお寺の檀家になる必要がある場合があります。

埋葬方法を確認する

合祀型か個別型か、また使用期限があるかどうかを確認しましょう。特に個別安置期間の有無は重要です。

家族と相談する

埋葬後に遺骨を移動できないケースが多いため、家族の了解を得た上で契約することが大切です。

費用の内訳を確認する

見積もりを提示されたら、費用項目を確認しましょう。永代使用料や年間管理費が含まれているか、追加費用が発生するかなどを事前に把握しておくことが重要です。

自宅で樹木葬を行う際のポイント

庭にペットを埋葬し、その上で樹木を育てる場合、遺体のすぐ上に種をまかないようにしましょう。遺体が植物の根の成長を妨げる可能性があるため、少しずらした位置に植えるのが適切です。

まとめ

ペットと一緒に樹木葬を考える際には、霊園や埋葬形式、自宅で行う方法などさまざまな選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分や家族、ペットにとって最適な供養方法を選びましょう。ペットと共に自然と調和した形で供養することで、大切な存在と永遠に寄り添うことができます。

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