公開日：2024年07月01日
更新日：2024年06月29日
墓じまいの遺骨、自宅で供養可能？手順と必要な費用を詳しく解説
墓じまいは、使用されなくなったお墓を解体し、遺骨を新たな形で供養する方法です。このプロセスには、遺骨を自宅で手元供養する選択肢が含まれることがあります。本記事では、墓じまいから自宅での手元供養に移行する手順と必要な費用について詳しく解説します。
1. 手元供養とは何か？
手元供養とは、遺骨を自宅で保管し、日常的に供養する方法です。これにより、故人を身近に感じながら、個人的な形で追悼を続けることができます。
2. 墓じまいのプロセス
墓じまいは、以下のステップで行われます：
- 墓地管理者との相談： 墓じまいの意向を伝え、必要な手続きについて相談します。
- 遺骨の取り出し： 専門業者に依頼して墓石を撤去し、遺骨を取り出します。
- 場所の整地： 墓石を撤去後、土地を平らにして返却します。
3. 手元供養に移行する手順
- 遺骨の選定： 全ての遺骨を手元供養にするか、一部のみ選択するか決定します。
- 粉骨： 遺骨を細かく粉砕し、保管や供養がしやすい形にします。
- 供養スペースの設置： 自宅に適した供養スペースを設けます。これには小さな祭壇や仏壇が用いられることが多いです。
4. 必要な費用
- 墓石の撤去と整地： 約30万円から100万円。
- 粉骨： 約1万円から5万円。
- 供養用具： 骨壷や祭壇によって数千円から数十万円。
5. 自宅墓の設置
近年、自宅で家族の遺骨をまとめて供養する「自宅墓」の設置も人気を集めています。これには、専用の遺骨収納スペースを備えた仏壇や、遺骨を収納できる家具が利用されます。
まとめ
墓じまいにより取り出された遺骨を自宅で供養することは、適切な準備とプロセスを経れば実現可能です。手元供養は故人との絆を感じながら、プライベートな形で追悼を続ける方法として選ばれています。ただし、この方法を選ぶ際は、家族の合意を得ることが重要です。費用も予め計画的に準備することで、スムーズに進めることができます。
