公開日:2024年10月01日
更新日:2026年09月11日
墓じまいのタイミングはいつが良い?最適な時期と供養方法をご紹介
近年、終活の一環として「墓じまい」を検討する方が増えています。
しかし、墓じまいをいつ行えば良いのか、手順や方法、費用について悩む方も多いのではないでしょうか?
本記事では、墓じまいの時期やタイミング、費用、具体的な手順などを詳しく解説します。

墓じまいとは?
墓じまいとは、現在所有しているお墓を撤去し、使用権を返還することを指します。
墓じまいには、墓石の解体・撤去工事、自治体への手続き、さらには新たな供養先の決定が含まれます。
単にお墓を解体するだけでなく、遺骨の供養や新しい安置先を考慮することが重要です。
検討され始める理由
墓じまいを検討するきっかけはご家庭によって様々ですが、主に以下のような理由から決断されるケースが多く見られます。
- 次世代の継承者がいない
少子高齢化や核家族化が進む中で、お墓を継ぐ人がおらず、将来的に管理が行き届かなくなって無縁仏化することを避けるために墓じまいを選ぶケースです。
- 子供や家族に管理の負担をかけたくない
お墓の維持管理には定期的なお参りや草むしりといった労力に加え、年間管理料などの費用も発生します。自分たちの代でお墓の整理をつけておき、将来子どもに負担を残したくないという親世代の思いから検討が始まります。
- お墓が遠方にあり維持管理が難しい
お墓が大分県内の離れた地域や県外にあり、高齢になって長距離の移動やお参りが困難になったことをきっかけに、住まいの近くへ移す目的で墓じまいを進めるケースです。
千年オリーブの森 大分東は、墓石専門店が運営している霊園です。
霊園とともに墓じまいを一緒に検討されている方は、墓じまいセット割引もございますのでお気軽にご相談ください。
墓じまいの検討に最適なタイミングは?
家族や親族が集まる日
墓じまいを成功させるために最も重要なのは、親族間での合意形成です。そのため、親族が一堂に会するタイミングは墓じまいを話し合う絶好の機会となります。
お盆やお彼岸:
ご先祖様を供養する意識が高まる時期であり、お墓参りをしながら今後のお墓の管理について自然な形で話題を切り出すことができます。
年末年始や法事の際:
親族が集まり時間に余裕があるため、将来のお墓の継承や管理の難しさについてじっくり意見交換を行い、合意を得やすくなります。
人生の節目・環境の変化
生活環境やライフスタイルが変化する人生の節目も、墓じまいを検討しやすい時期です。
人生の節目(定年退職や還暦):
退職や還暦などを機に自身の「終活」を始める方が多く、ご自身の健康なうちに将来のお墓のあり方を決めておこうと墓じまいを考え出す方が多いです。
身内の死去:
親戚や家族が亡くなった際、葬儀やその後の法要を通じて、今あるお墓の場所や管理の不便さを再認識することがあります。このタイミングでお墓の整理や新しい供養方法を具体的に検討し始めることが増えています。
気候が安定した春・秋
墓じまいの実際の工事や現地での立ち会い法要を行う時期としては、気候が穏やかな春(4月〜5月)や秋(9月〜11月)が最適です。
墓じまい当日は、屋外で僧侶による読経やお墓の確認作業に立ち会うことになります。
気候が安定している季節を選ぶことで、参列する高齢のご家族の体調面での負担を和らげることができるほか、天候不順による解体工事の遅延リスクを低減できます。
墓じまいを避けた方が良い時期
寺院・霊園の繁忙期
お盆やお彼岸は親族間での話し合いには非常に適した時期ですが、実際に墓じまいの法要や工事を行う時期としては避けた方が無難です。
お盆やお彼岸の時期は霊園にとって年間で最も忙しい繁忙期にあたります。
この時期に墓じまいに伴う閉眼供養をお願いしようとしても、僧侶のスケジュール調整が難しく、希望通りの日程で法要を行えない可能性があります。
お寺への相談や閉眼供養の手配は、繁忙期を外した落ち着いた時期に行うのがおすすめです。
梅雨や真冬などの悪天候
墓じまいに伴う墓石の解体・撤去工事を行う際、天候の悪い季節は避けるのが鉄則です。
雨が連日のように続く梅雨時期や、積雪や路面凍結が懸念される厳しい冬場は、重機の搬入や墓石の取り外し工事が難航します。
天候不良によって安全な作業が阻害されると工事日程が大幅に遅れるだけでなく、作業の長期化によって予想外の費用増加に繋がる可能性もあります。
親族への相談・合意が得られていないタイミング
何よりも避けるべきなのは、親族への十分な説明や同意がないまま独断で墓じまいを進めてしまうことです。
先祖代々のお墓には、ご自身だけでなく兄弟や親戚にとっても深い思い入れがあります。
「相談なしに勝手にお墓を撤去された」と感じると、親族間で大きな感情的対立に発展しかねません。
必ず事前に意向を伝え、全員が納得した上で手続きを進めることが大切です。

スムーズに進む!墓じまいの基本手順
①親族や寺院・霊園への事前相談
墓じまいの実務に入る最初のステップは、関係者への事前連絡と意向の共有です。
まずは親族へ墓じまいを行いたい理由や今後の希望を話し合い、全員で方向性を揃えます。
方向性が固まったら、現在のお墓を管理している寺院・霊園のスタッフへ連絡しましょう。
寺院を契約している方は、離檀に伴う手続きの流れや法要のお布施について確認も行います。
②新しい供養先と石材店の選定
次に、取り出したご遺骨を新しくお納めする場所の選定と契約を進めます。
永代供養墓や納骨堂、樹木葬など、ご家族の希望や予算に合わせた納骨先を選んで契約を行います。
並行して進めたいのが、お墓の解体・撤去工事を依頼する石材店選びです。
指定石材店制度を導入する寺院・霊園もあり、手続きが簡単な分中間マージンがかかって費用が高くなる場合もあるため、指定外の業者に依頼できるかどうかを確認するようにしましょう。
③改葬手続きと閉眼供養・解体工事
新しい供養先と石材店が決まったら、行政手続きと解体工事へ移ります。
現在のお墓がある自治体の役所で改葬許可申請を行い、改葬許可証を取得します。
申請には現在のお墓の管理者が発行する証明書や、新しい供養先の受入証明書が必要です。
許可証が発行されたら、工事前に僧侶をお招きして閉眼供養の法要を行います。
法要の終了後、石材店が墓石を解体・撤去し、敷地をきれいな更地に戻して管理者へ返還します。
④新しい供養先への移動と納骨
お墓から取り出したご遺骨を、新しく契約した供養先へと大切にお運びします。
新しい納骨先の管理者に、役所で発行された改葬許可証を提出し、納骨の手続きを行います。
無事に新しい場所へお納めできた時点で、一連の墓じまいは完了です。
墓じまいにかかる期間と費用の目安
完了までに1ヶ月~数年
墓じまいは思い立ってすぐに完了するものではなく、通常1ヶ月から数年の期間が必要となります。
行政手続きや工事日程が順調にいけば数ヶ月で完了しますが、親族の合意を得るまでに時間がかかったり、新しい供養先の選定に悩んだりすると1年以上かかることも珍しくありません。
また、寺院・霊園との相談や自治体手続き、工事スケジュールの調整など、さまざまな要因が期間に影響してきます。
早めに準備を始めて、計画的に進めましょう。
費用の内訳と相場
墓じまいにかかる全体費用は、おおよそ30万~300万円程度になります。
主な費用の内訳と目安金額は以下の通りです。
| 目安金額 | 内容 | |
| 墓石の解体・撤去 | 20万~150万円 | 墓石の撤去や更地化工事 |
| 僧侶へのお布施 | 3万~10万円 | 閉眼供養で僧侶へ渡すお礼 |
| 新しい供養先の契約 | 20万~100万円 | 新しい供養先での納骨費用 |
お墓の広さや地域、新たに選ぶ供養方法によって金額が大きく変動するため、事前に複数の石材店や施設から見積もりを取り、予算を確認しておくことが大切です。
墓じまい後の主な供養方法

墓じまいを行った後、取り出したご遺骨をどのように供養するかも考えなければなりません。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを家族で話し合いながら選ぶことが重要となります。
永代供養
寺院・霊園が家族に代わって長期間にわたりご遺骨の管理や供養を行う仕組みです。
お墓を継ぐ人がいない家庭や、子どもにお墓掃除や管理費の負担を残したくない親世代から強く支持されています。
毎年の管理料がかからないプランも多く、将来の無縁仏化を防ぐことができるため、精神的な安心感を得られる供養方法です。
樹木葬
墓石の代わりに樹木や花々をシンボルとし、豊かな自然環境の中でご遺骨を供養する現代的なスタイルです。
最後は豊かな自然に還りたいというご本人の願いと、明るくきれいなお参り場所が良いというご家族の想いの双方を満たすことができます。
多くの樹木葬には永代供養がついているため、後継ぎがいなくても安心して選ぶことができます。
新しいお墓(改葬)
住まいの近くや参りやすい場所へ新しくお墓を建て直し、ご遺骨を移す改葬という方法です。
お参りや草むしりなどの移動負担を軽減しつつ、これまで通り自分たちのお墓として定期的に参拝を続けたいご家族に向いています。
お墓の引っ越しとなるため、墓地の永代使用料や新しい墓石の費用が別途必要となります。
散骨
ご遺骨を粉末状に砕き、海や山などの大自然に撒いて還す供養方法です。
お墓という形そのものを持たないため、今後の管理や維持費が一切かかりません。
自然の中で静かに眠りたいと望む方に選ばれていますが、参拝する対象となる場所が残らない点について、親族間で事前によく話し合っておく必要があります。
手元供養
ご遺骨のすべてまたは一部を自宅に保管したり、小さな容器やペンダントに入れて身近で供養したりする方法です。
故人をいつも近くに感じていたい方や、新しい供養先を決めるまでの間じっくり時間をかけたい方に適しています。
管理費用はかかりませんが、将来的にご自身が管理できなくなった際の最終的な納骨先を考えておくことが大切です。
墓じまいは思い立ったときが準備のベストタイミング
墓じまいの時期に決まったルールはありませんが、石材店の手配や新しい供養先の決定には時間がかかるため、お墓のことが気になり始めたときが準備のベストタイミングです。
ご家族や親族ときちんと話し合い、納得のいく墓じまいが出来るといいですね。
千年オリーブの森 大分東では、故人とご家族に寄り添った温かみのある樹木葬をご提案しております。
墓石専門店が運営しているため、皆様の手続きや費用の負担を少なく墓じまいをすることも可能です。
墓じまいについて検討されている方は、無料でお見積りをすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。

