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ペット供養とは?遺骨をどうする?費用相場と方法7つ

皆さんは「ペット供養」と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか?ペット供養には厳密な定義はありませんが、大切なペットが亡くなった際のお見送りや、その霊を弔う行為全般を指します。人とは異なり、法的な決まり事は特に設けられていないため、その方法は多岐に渡ります。

今回は、現代のペット供養におけるメリット・デメリット、そしてペットの遺骨をどのように扱うか、さまざまな方法と費用相場を詳しく解説します。

 

ペットが亡くなったらどうする?

ペットが亡くなった場合、まず行うべきは「エンゼルケア」と呼ばれる死後の丁寧な処置です。その後、以下のような葬送方法から選ぶことになります。

  1. ペット火葬: 全国にはペット専用の火葬場が設けられており、火葬を選択する家族が多いです。費用は約15,000円~45,000円が相場です。
  2. ご遺体を埋葬: 自宅の庭などに埋葬する方法もあり、費用は0円から50,000円です。
  3. 自治体に連絡: 一部の自治体では、ペットの遺体を引き取ってくれるサービスがあり、この場合の費用は通常無料です。

ペット供養の7つの方法

ペットの遺骨をどうするか、その供養の方法は大まかに以下の7つがあります。

  1. 庭に埋める: 自宅の庭に直接埋葬する方法。費用は低いものの、引っ越し時の対応や近隣からの苦情が発生する可能性もあります。
  2. 納骨堂(納骨棚): ペット専用の納骨堂で、遺骨を安置します。初期費用として10,000円~300,000円、年間管理料として5,000円~33,000円がかかります。
  3. 合同墓(合同慰霊碑): 他のペットの遺骨と一緒に埋葬される方法です。初期費用は比較的低く、永代供養が付く場合が多いです。
  4. 個別墓: ペット専用の霊園で個別に墓を建てる方法。永代供養付きで、初期費用はやや高めです。
  5. ペットと一緒に入るお墓: 人間の霊園にペット専用区画を設け、そこにペットの遺骨を納骨する方法です。
  6. 手元供養: 遺骨を骨壺やアクセサリーに納め、日常的に身近に置く方法です。
  7. 散骨: 遺骨を粉骨し、海や山に撒く方法。自然に還る供養で、近隣とのトラブルを避けるためには専門の業者に依頼することが推奨されます。

永代供養とは

永代供養とは、霊園や納骨堂の管理者が家族に代わって遺骨を永続的に供養・管理するサービスです。契約年数が過ぎると、個別の管理・供養を終了し、合同墓などに移行する場合があります。遺骨を永遠に供養したい場合は、契約更新が必要になることもあります。

ペット供養の選び方

ペット供養の方法を選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

  1. 供養の継続性: 継続的に供養を行いたいか、一時的なものにするか、または永代供養を望むかによって選択が異なります。
  2. 予算: 各供養方法には費用が異なるため、予算に合わせた選択が重要です。
  3. 遺骨の取り扱い: 遺骨を自宅に保管するか、納骨堂に預けるか、自然に還すか等、遺骨の扱い方によっても選択肢が変わります。
  4. 家族の意向: 家族全員が納得できる方法を選ぶことが、トラブルを避けるためにも重要です。

お墓プレートとその選び方

ペット供養の一環として、お墓プレートを設置する選択肢もあります。これは遺骨を庭に埋葬する際に、その場所を明示し、形式的な墓標とするためのものです。お墓プレートにはさまざまな種類があり、費用も大きく異なります。

  • タイル製ペットのお墓プレート: 約4,500円から。ペットの名前や没年月日、イラストを彫刻できます。
  • ワンプレート型ペットのお墓: 約15,800円から。シンプルなデザインが多く、耐候性に優れています。
  • 写真入り御影石のペット墓: 約38,500円から。写真と共にペットの名を刻むことができ、より個性的な供養が可能です。
  • 天然御影石のペット墓: 約71,500円から。天然石を使用しており、耐久性に優れ、長期間の供養に適しています。

お墓プレートを選ぶ際は、デザインの好みはもちろん、設置場所の環境(天候の影響を受けやすいかなど)や、管理のしやすさも考慮すると良いでしょう。

ペット供養の心構えと最終的な選択

ペット供養を進めるにあたり、最も重要なのは「ペットとの絆をどのように形にするか」ということです。供養方法は多岐に渡りますが、どの方法を選んだとしても、ペットへの愛情を表現する手段となります。供養の方法を選ぶ際は、自身の感情と向き合い、家族全員で納得のいく選択をすることが大切です。

ペットとの時間は、時には短く感じるかもしれませんが、供養を通じてその思い出は長く心に留まります。大切なペットとの別れを美しく、そして心に残る形で表現することで、その魂への最後の敬意を示すことができるでしょう。

まとめ

ペット供養は、亡くなったペットへの愛と敬意を表す大切な儀式です。火葬、庭への埋葬、納骨堂利用など、方法は多様ですが、選ぶ際はペットとの思い出、家族の意向、予算を考慮することが重要です。どの方法もペットへの感謝と記憶を形にする手段であり、家族全員で納得のいく選択を心掛けましょう。

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