公開日:2024年01月01日
更新日:2023年12月29日
墓じまいを考えているけど、なにから始めればいいのですか?
墓じまいは、現代社会の変化に伴い、多くの人々が選択している方法です。しかし、実際には何から始めるべきなのか、不安を感じる方も少なくありません。この記事では、墓じまいの基本から手順、注意点までを詳しく説明します。
墓じまいとは?
墓じまいとは、現在のお墓の墓石を撤去し、墓地を更地に戻して管理者に返還することを指します。その後、納骨されている遺骨を別の墓地に移すか、永代供養墓地などに移すことを「改葬」と呼びます。墓じまいは、単に墓石を撤去することだけでなく、故人を新たな方法で供養することを含みます。
墓じまいの必要性
跡継ぎがいない場合、墓じまいを行わないと、お墓は無縁仏となり、最終的には行政や管理者によって撤去される可能性があります。これを避けるため、墓じまいは重要な選択肢となります。
墓じまいの理由
墓じまいが増えている理由は主に以下の通りです。
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お墓を継ぐ人がいない
- 生涯未婚者や子どものいない夫婦の増加。
- 核家族化による遠方への移住。
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墓参りが困難
- 高齢化や体力的な負担。
- 遠方のお墓の管理が難しい。
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経済的な理由
- お墓の維持費や管理費が負担。
墓じまいの流れ
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相談と決断
- 家族や親族と話し合い、墓じまいの意向を共有。
- お墓がある寺院や霊園にも相談。
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改葬許可の申請
- 改葬するためには自治体への許可申請が必要。
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石材店への依頼
- 墓石の撤去には専門の石材店に依頼。
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新たな供養方法の決定
- 遺骨の移動先を決定(例: 永代供養墓、家族墓など)。
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実施
- 墓石の撤去、遺骨の移動を実施。
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費用の確定と支払い
- 石材店や新しい供養先への費用を確定し支払い。
注意点
- 親族とのコミュニケーション:家族や親族との十分な話し合いが重要です。
- 法的手続き:改葬許可などの行政手続きを忘れずに。
- 石材店の選定:信頼できる石材店を選び、事前に見積もりを取りましょう。
- 新たな供養方法:遺骨を移動する先の確定が必要です。
まとめ
お墓を継ぐ人がいない、あるいはお墓が遠方にあるなど、さまざまな理由で墓じまいを選択する方が増えています。特に、子どもたちにお墓の維持管理の負担をかけたくないという親心から、墓じまいを検討するケースが多いです。しかし、墓じまいはただの撤去ではなく、先祖に対する新しい供養の形を模索するプロセスでもあります。もし墓じまいによって新たなお墓を考えている方がいれば、当社にご相談ください。お客様のニーズに合ったお墓づくりのお手伝いをいたします。