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宗派によってお線香の使われ方は変わる?それぞれの特徴は?

 

こんにちは。

江藤です。

 

本日は「宗派ごとのお線香の使われ方や特徴」についてです。

 

お線香は宗派によって使われ方や選ばれる香りに違いが見られますが、

基本的な役割は同じで、仏様や先祖を供養するために使われます。

 

主な宗派ごとのお線香の特徴について説明します。

 

宗派ごとのお線香の特徴

1. 浄土真宗

• 浄土真宗では「焼香」を重視し、お線香を立てずに横に寝かせて供えます。

これは煙を強調せず、香りのみで仏前を清めるという考えからです。
• また、長い時間燃えるお線香よりも、短い時間で燃え尽きる短めの線香が好まれることが多いです。

 

2. 禅宗(曹洞宗・臨済宗)

• 禅宗では、お線香を立てて供えることが一般的です。これは、燃えながら垂直に立ち上る煙が仏や先祖の世界へ届くと信じられているためです。
• 香りもシンプルで自然なものが好まれ、伝統的な伽羅(きゃら)や白檀(びゃくだん)がよく用いられます。

3. 日蓮宗

• 日蓮宗では、複数の線香を使用し、数本を立てて供える場合が多いです。日蓮宗の儀礼では3本を立てるのが一般的です。
• 香りについては、特定の香りを重視することは少なく、一般的なお線香が使用されますが、仏前の清浄を重視しています。

 

4. 真言宗

• 真言宗では、立てたお線香を供えますが、宗派として特定の本数や香りが指定されることはありません。
• 焼香も行いますが、儀式にあわせて線香の香りを楽しむという形で、選ばれる香りの幅も広いです。

 

5. 浄土宗

• 浄土宗では、基本的にお線香を立てて供えますが、特定の香りや本数にはこだわらず、各家庭や寺院ごとに異なる場合が多いです。

 

まとめ

浄土真宗以外の宗派ではお線香を立てて供えることが一般的ですが、浄土真宗は横に寝かせることが特徴です。香りや本数は宗派ごとに異なる場合もありますが、基本的には礼拝や供養の心が重視され、宗派に合わせた形式でお線香が供えられています。