お盆のお供え物の基本は「五供(ごく)」
投稿日:2024年07月09日
来月はお盆がきますね。少し早いですが…阿部でございます、
お盆はご先祖さまを供養する日本の大切な伝統行事の一つです。一般的に、香、花、灯燭(とうしょく)浄水、飲食の5つを「五供(ごく)」といい、宗派は違っても、仏壇に明かりを灯し、線香を上げ、花や供物を添えることは供養の基本です。
お盆は「仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が正式名称です。
1.香(こう)
香とは、線香や抹香のことです。悟りの世界に至るための修行道。ご先祖さまに香りを感じてもらいます。
2.花
仏さまの世界をさらに高めます。故人の好きだった花や庭の花野の花でもかまいません。喜んでもらえると思う花をお供えしましょう。
3.灯燭(とうしょく)
ともしびのこと。仏前を明るく照らし、その明るさが仏さまの知恵の象徴として、ゆっくりと燃えながらいつしか燃え尽くす様子が、人間の無常を表しているといわれます。線香をつかる役目もあり、おまいりするときは必ずロウソクをつけます。
※ロウソクを消すときは、息を吹きかけて消さないこと。人間の息は不浄とされ、仏さまに失礼であるとされています。
4.浄水(じょうすい)
清浄な水を供えることによって、おまいりする人の心を洗う意味があります。毎日新鮮な水(水道水でもOK)をお供えします。
※浄土真宗では、供えません。
5.飲食(おんじき)
毎日家族が食べるものと同じものを家族の食事の前にお供えする「仏前」と故人の命日や法事のときにお供えする「霊供膳(りょうぐぜん)」があります。霊供膳は、一汁三菜の精進料理ですから、魚や🍖などの生臭いものは避けます。
※必ず食べられる状態でお供えします。
包装紙に包んであるものは箱から出し、クッキーやおせんべいなどは、小袋にとってすぐに食べられるように。ブドウなどは洗って小鉢に。りんごやなしは皮をむいて食べられるように。
ソーメンなどの乾麺は茹でておつゆもつけて。もちろんお箸も添えましょう。
なかなか毎日は難しいこともありますが知っているだけで心がけができますね。
よかったら参考にしてみて下さい。