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3回忌の香典袋マナー完全ガイド|色・表書き・金額の基本を解説

3回忌の香典袋は黒白の結び切りが基本で、表書きは「御仏前」、金額は関係性に応じて3,000〜10,000円が目安です。

大切な方を偲ぶ3回忌の法要。一周忌を終え、時間の経過とともに悲しみも少しずつ和らぐ頃かもしれませんね。でも、「香典のマナーってどうすればいいんだろう?」「一周忌とは何か違うのかな?」と、不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この記事では、3回忌の法要で迷うことのないよう、香典袋の選び方から表書き、金額の目安まで、分かりやすくご説明します。

 

3回忌の香典袋マナー完全ガイド|色・表書き・金額の基本を解説

3回忌とは?一周忌との違い

3回忌とは、故人様が亡くなってから満2年目の命日に行われる大切な法要のことです。
初めての年忌法要である一周忌は、故人様が亡くなられてから満1年目に行われる、最も重要で規模の大きな法要とされています。

 

一周忌に比べると、規模が少し小さくなることが多いですが、それでも故人様を偲び、ご供養する大切な節目です。

香典をはじめとするマナーも、一周忌とは少しだけ変化する場合があります。心を込めて、故人様を想いお参りしましょう。

3回忌の香典袋の色・種類は?

3回忌の香典袋には、黒白の水引がついた不祝儀袋を選ぶのが一般的です。
市販の仏事用の香典袋には「御仏前」「御供物料」「御香典」などの表書きが印刷されたものがあり、迷った場合は「御仏前」と書かれたものが無難です。

水引の選び方

水引の種類は「結び切り(結び目が固く、ほどけないもの)」を使用します。「二度と繰り返すことのないように」という願いが込められており、弔事全般で使われる大切な決まりごとです。

 

色の選び方については、地域や宗派によって若干の違いがあるため注意しましょう。

 

●黒白の水引:全国的に一般的なスタイル

●双銀(銀と白)の水引:関西など一部地域で、金額が5万以上など高価な場合に使用されることが多い

●黄白の水引:関西圏・東海圏の一部で使用される仏事用

 

また、袋の表面に蓮の花が描かれているものは、仏教の法要に限定されます。もし神式やキリスト教の法要に招かれた場合は、蓮の花がない袋を選んでくださいね。

表書きの書き方と香典の金額相場

香典袋には宗教・宗派に応じた表書きを記載します。

 

●仏教(多くの宗派):御仏前

●浄土真宗:御仏前(「御霊前」は使用しない)

●神式:御玉串料、御神前

●キリスト教:御花料、献花料

 

香典の金額は、故人様との関係性や地域の慣習によって変わってきますが、一般的な目安は以下の通りです。

 

●親族(兄弟姉妹・叔父叔母):10,000〜30,000円

●友人・知人:3,000〜5,000円

●職場関係:3,000円前後

包む金額は、4,000円(死を連想)や9,000円(苦を連想)は避けるのがマナーとされています。

また、会食に参加する場合は、お食事代として5,000円〜10,000円を上乗せして包むのが目安です。

香典の包み方と渡し方のマナー

香典は、受付や僧侶へのお渡し時に失礼のないよう、丁寧に準備して持参します。

 

【準備のポイント】

●中袋(内袋)には金額と住所・氏名を記入(漢数字で「金五千円也」など)

●外袋(表書き)には濃い墨の筆ペンで記入。三回忌では悲しみが薄らいだという意味で、薄墨を使う必要はありません。

●香典袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参(紫・紺・グレーなど落ち着いた色)

 

渡す際は、ふくさから取り出して相手に表書きが読める向きで差し出します。言葉は「本日はお招きいただきありがとうございます」「ご仏前にお供えください」など、簡潔で丁寧な言い回しが好まれます。

まとめ

3回忌は、故人様を偲ぶ大切な節目です。香典袋の色や水引、表書き、そして金額といった基本的なマナーを知っていれば、形式ばかりを心配することなく、故人様への深い思いを込めて法要に参列できます。

 

宗教や地域による違いもあるため、迷った場合は施主に事前確認をしておくと安心です。

 

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