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「周忌」と「回忌」の違いとは?仏教行事の基本をやさしく解説

「周忌」は経過年数を、「回忌」は数え年で数えます。

「周忌」と「回忌」の違いとは?仏教行事の基本をやさしく解説

 

「一周忌」や「三回忌」など、仏教の法要にはさまざまな言葉がありますが、「周忌」と「回忌」の違いについてはあまり知られていないかもしれません。

 

この記事では、それぞれの言葉の意味や使い方の違い、そして現代における供養のあり方まで、わかりやすく解説します。

周忌と回忌とは?仏教における法要の基本

仏教では、亡くなった方の命日に行う供養を「年忌法要」といいます。これには大きく分けて「周忌法要」と「回忌法要」があり、どちらもご先祖を偲び感謝の気持ちを表す大切な行事です。

 

「周忌」とは、亡くなってからちょうど1年後、2年後…と命日と同じ日付に行う供養を指します。
一方「回忌」は、故人が亡くなった年を1回忌と数えて、その翌年が三回忌、さらに5年後が七回忌といったように、数え年の考え方で進んでいきます。

周忌と回忌の違いをわかりやすく整理

言葉としての違いは微妙ですが、実際の数え方に注目するとわかりやすくなります。

たとえば、「一周忌」は亡くなったちょうど1年後の命日、「三回忌」は亡くなってから2年後の命日に行います。なぜ「三回忌」が2年目なのかというと、亡くなった年を「一回目」として数える“数え年”の発想が元になっているからです。

 

つまり、「周忌」は実際に経過した年数、「回忌」は故人が亡くなった年も含めて数えると覚えておくと混乱しません。

よく行われる年忌法要のタイミング一覧

一般的に、以下のようなタイミングで法要が行われます。
すべての法要を行う必要はありませんが、節目ごとに手を合わせることは、家族の絆を再確認するきっかけにもなります。

 

・一周忌
実際の年数は1年後。最初の年忌法要で親族を中心に行われる。

・三回忌
実際の年数は2年後。比較的大きな節目として丁寧に供養される。

 

・七回忌

実際の年数は6年後。このあたりから参列者が身内中心になる。

 

・十三回忌

実際の年数は12年後。仏壇や墓の将来を考える方も増える。

 

・五十回忌
実際の年数は12年後。家系によってはこの法要で供養を締めくくる。

現代では供養のかたちも多様に

少子化やライフスタイルの変化により、すべての回忌法要を行うのが難しいという声も増えています。遠方に住んでいる、親族が高齢で集まりにくいなど、現代ならではの事情もあります。

 

そのような背景から、永代供養墓や樹木葬といった新しい供養スタイルを選ぶ方も増えてきました。法要を省略するのではなく、「自分たちらしい方法で供養する」ことが重視されている時代といえるでしょう。

永代供養でも年忌法要は可能です

永代供養墓や樹木葬などの納骨施設でも、年忌法要を行うことはできます。たとえば「千年オリーブの森 大分東」では、自然の中で安らかに眠れる樹木葬に加え、法要や納骨式などのご相談にも対応しています。

 

「年忌法要をどこで、どうすればいいかわからない」とお悩みの方も、気軽にお問い合わせください。ご家族の意向に寄り添いながら、最適な供養の形をご提案しています。

 

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まとめ

周忌と回忌は、どちらも故人を偲ぶ大切な節目であり、数え方の違いによる呼び方の差に過ぎません。重要なのは、形式にとらわれすぎず、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えることです

 

それぞれのご家庭に合った方法で、無理のないご供養を続けていけるとよいですね。

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