公開日:2025年03月01日
更新日:2025年02月28日
2025年春のお彼岸はいつ?お墓参りのマナーやタブーもチェック!
はじめに
お彼岸は、日本の仏教行事のひとつで、春と秋の年2回訪れます。この時期にはご先祖様を供養し、日々の感謝を伝えるためにお墓参りをする風習があります。しかし、「お彼岸っていつから?」「お墓参りにはどんなマナーがあるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2025年春のお彼岸の日程、お彼岸の意味や由来、お墓参りのマナー、やってはいけないこと(タブー)について詳しく解説します。これを読めば、お彼岸についての基礎知識をしっかり理解できるはずです。
2025年春のお彼岸はいつ?
2025年春のお彼岸の日程
2025年(令和7年)の春彼岸は、以下の7日間となります。
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彼岸入り:3月17日(月)
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中日(春分の日):3月20日(木・祝)
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彼岸明け:3月23日(日)
この7日間の間に、お墓参りや仏壇のお供え、法要などの供養を行うのが一般的です。
お彼岸の日程の決まり方
お彼岸の期間は、春分の日と秋分の日を中心とした前後3日間の合計7日間です。春分の日や秋分の日は、国立天文台が毎年決定し、政府によって正式に発表されます。
2025年の春分の日は3月20日(木・祝)となり、これを基準に春彼岸の日程が決まります。
お彼岸とは?意味や成り立ち
お彼岸の語源と意味
「彼岸(ひがん)」は、サンスクリット語の「パーラミタ(波羅蜜多)」を由来とし、「向こう岸(浄土・悟りの世界)に至る」という意味を持ちます。仏教では、煩悩に満ちたこの世(此岸)から、修行を通じて彼岸に到達することが理想とされています。
お彼岸の期間は、この世(此岸)とあの世(彼岸)が最も近づく時期とされ、ご先祖様を供養するのに最適な時と考えられています。
お彼岸の歴史と風習
日本でお彼岸の風習が定着したのは、平安時代頃からとされています。仏教の考え方と、日本の太陽信仰が融合し、春分・秋分の日にご先祖様へ感謝を伝える風習が生まれました。
お彼岸にやるべきこと
1. お墓参り
お彼岸といえばお墓参り。以下の流れで行うのが一般的です。
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お墓の掃除(雑草取り、墓石の水拭きなど)
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お供え物の準備(花や線香、故人が好きだった食べ物など)
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お参り(合掌し、心を込めてご先祖様に感謝を伝える)
2. 仏壇の供養
自宅の仏壇にもお参りをしましょう。仏壇をきれいに掃除し、お花やお供え物を用意します。
3. 彼岸団子・ぼた餅をお供えする
春彼岸には「ぼた餅(牡丹餅)」、秋彼岸には「おはぎ(御萩)」をお供えする風習があります。小豆の赤い色には魔除けの意味があるとされ、ご先祖様への感謝を込めて供えられます。
4. お寺での法要に参加
お寺では「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる法要が行われます。ご先祖様の供養だけでなく、仏教の教えを学ぶ機会としてもおすすめです。
お彼岸のマナーとタブー
お墓参りのマナー
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静かにお参りする:大声で話したり、騒がないようにしましょう。
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お供え物の管理:食べ物のお供えはカラスや動物が荒らす可能性があるため、持ち帰るのがマナーです。
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掃除は丁寧に:雑草を抜き、墓石を水で洗い清めましょう。
やってはいけないこと(タブー)
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お彼岸中の新築や引っ越し:縁起を気にする方も多く、避けた方が無難です。
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神社への参拝:仏教行事と神道の行事を同時に行うことを避ける地域もあります。
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海や川で遊ぶ:昔から「お彼岸に海に入ると霊に引っ張られる」という言い伝えがあります。
まとめ
2025年の春彼岸は3月17日から3月23日までの7日間。ご先祖様を供養し、感謝の気持ちを伝える大切な時期です。お墓参りや仏壇へのお参り、彼岸団子やぼた餅のお供えを通じて、ご先祖様への想いを新たにしましょう。
お彼岸の風習は、家族で先祖を敬う良い機会です。今年のお彼岸は、ぜひ家族揃ってお墓参りに出かけてみてはいかがでしょうか?