公開日:2024年09月01日
更新日:2024年08月30日
合祀とは何ですか?どんなメリットやデメリットがありますか?
終活が広まる中で、合祀墓が注目されています。合祀墓を選ぶことによるメリットとしては、お墓を持たない葬送が可能であり、費用を大幅に抑えることができます。しかし、合祀墓には遺骨が永遠になくなるデメリットもあるため、決断するのは難しいです。今回は、合祀墓についての基本情報と、選ぶ際に確認したい重要なポイントを解説します。
合祀墓とは何か?
合祀墓(読み: ごうしぼ、ごうしばか)は、血縁関係を超えて他の故人と共同で利用するお墓です。これには、共同墓や供養塔、合同墓などが含まれ、信仰を同じくする者同士で利用されることもあります。
合祀墓の費用目安
合祀墓の費用は約3万円から30万円/1柱です。費用の幅は、故人の名前を石碑に刻むかどうか、合同供養の頻度、個別法要の可否などによって異なります。
合祀墓と永代供養の違い
永代供養は、形のあるものではなく、墓地管理者が故人を永代に渡り供養するサービスを指します。永代供養が付いた合祀墓もありますが、最終的には他の遺骨と一緒に合祀されることが一般的です。
合祀墓のメリット
- 費用を抑える: 一般的な墓地に比べて、合祀墓は大幅に費用を抑えることが可能です。
- 管理維持の必要がない: 合祀墓は、納骨後の管理維持がほとんどまたは全く必要ありません。
- 継承者が必要ない: 継承者を必要としないため、お墓の将来の心配が少なくて済みます。
合祀墓のデメリット
- 遺骨を取り出せない: 一度合祀されると、二度と遺骨を取り出すことはできません。
- 他人と一緒に埋葬される: 合祀墓では、他の故人と一緒に埋葬されるため、個別の供養が難しくなります。
- お参りが合同になる: お参りは合同の供花台や焼香台を使用し、他の家族と一緒になるため、プライベートな供養が難しいです。
合祀墓を選ぶ前に確認したい3つの項目
- 合祀後の供養方法: 合祀された後の供養方法を確認し、故人にふさわしい供養が行われるかを考慮することが重要です。
- 反対している親族の有無: 全ての親族が合祀の決定に同意しているかを確認することが必要です。
- 継承者の可能性: 将来的にお墓を継承する可能性がある場合、個別墓を検討する価値があります。
まとめ
合祀墓は費用を抑えつつ、継承者の負担を軽減する方法として魅力的ですが、一度決定すると変更が困難であるため、慎重に選ぶ必要があります。合祀墓の選択は、故人への敬意と家族の合意が必要です。事前にしっかりとリサーチし、後悔のない選択を心掛けましょう。