公開日：2024年03月01日
更新日：2024年02月29日
永代供養はどこに納骨されるの？合祀型、個別型、樹木葬の違いを解説
終活を考える上で、お墓の将来を不安に思う方が多い中、永代供養墓が注目されています。しかし、永代供養墓には合祀型、個別型、樹木葬など様々なタイプがあり、それぞれにどのような違いがあるのかわからない方も多いでしょう。今回は、それぞれのタイプの納骨される場所や方法について、詳しく解説します。
永代供養の基本
永代供養とは、ご寺院や霊園が親族に代わってお墓の管理や供養を行うことを指します。ここでは、主要な4つのタイプに分けて解説します。
個別型
個別型は、従来通りのお墓を建て、そこに遺骨を埋葬するタイプです。一定期間が経過すると合祀墓に納骨されるケースが一般的です。亡くなってすぐに合祀されることへの戸惑いがある方や、個別でお墓参りをしたい方に人気があります。
合祀型
合祀型では、ご遺骨を骨壺から取り出し、一か所に納めます。最も一般的な永代供養の形で、費用を比較的安価に抑えられますが、一度合祀した後は取り出すことができません。
自然葬型（樹木葬）
自然葬型では、山や森、新たに植樹した木を墓標とし、ご遺骨をその根元や周りに納骨します。樹木葬は、自然への回帰を望む方に適しており、環境に優しい選択肢として注目されています。
納骨堂型
納骨堂型は、ロッカー式や仏壇式、自動搬送式など、現代のハイテクを駆使した屋内にあるお墓のタイプです。最近では、都心部を中心に永代供養を提供する納骨堂が増えています。
永代供養のお墓参り
各永代供養墓によって、お墓参りの方法は異なりますが、基本的には一般的な仏事法要と同じ作法で行います。個別型では故人の名前が刻まれたプレートが設置され、合祀型では石碑やモニュメントをシンボルとして共有スペースで手を合わせます。自然葬型や納骨堂型でも、それぞれの形式に合わせたお墓参りが可能です。
まとめ
永代供養墓は、ご寺院や霊園が親族に代わって供養を行う安心の選択肢です。合祀型、個別型、樹木葬など、様々なタイプがあり、それぞれの特徴を理解することで、自分や家族に合った永代供養の形を選ぶことができます。終活を進める上で、永代供養墓の選択は大切なポイントの一つです。自分の望む供養方法を見つけ、心安らかな終活を目指しましょう。
